QueenとBeatles 「2人のドラマー」

今更ですが、私はQueenが大好きです。14歳の時、初めて行った洋楽ライブが武道館のQueenです。
Quuenがアルバム「JAZZ」を発表したばかりの頃です。
テンポアップしたハードロックアレンジの「We Wiii Rock You」のギターリフに合わせて、
無数の4色ライトがスモークの中、せり上がって行く様はいまでも鮮明に覚えています。

映画をきっかけに年末年始に多くのメディアで取り上げられたQueen。
同じようなことを書かないように、
たぶん他ではしていないと思われるBeatlesとの比較をしてみます。
かなり独断と偏見に満ちておりますことを、最初にお断りいたします。

今回はドラマーの2人、ロジャーテイラー(Queen)とリンゴスター(Beatles)。この2人を取り上げたいと思います。

私はこの2人がいなかったら、どちらのバンドも成功していなかったと考えています。

どちらも歌を歌います。ライブでも必ず歌います。まずは聞いて見てください。


Roger Taylor – I’m In Love With My Car Live In Montreal 1981

 


The Beatles – Boys

Queenでいえばフレディーマーキュリーが、Beatlesでいえばジョンとポールがフロントマンとして、ほとんどのうたを歌います。
大好きなバンドでも10曲ぐらい聞くとちょっと飽きてきます。そこでロジャーとリンゴの登場です。
急に一番後ろにスポットライトがあたって、ドラムを叩きながら歌い出します。
その効果は絶大で、それまで平面的に見えていたステージが奥行きのある立体的なものに見えてきます。
そして最後まで飽きずにみることができるのです。

またロジャーとリンゴはかなり独特の声をしています。

ロジャーはしゃがれ声。この声は下手をすると色物になってしまうフレディーマーキュリーに対して、
Queenはロックバンドなんだ、という引き戻しをしてくれます。
現にソロのフレディーマーキュリーにロック色はあまりありません。
それはそれで魅力的ではありますが、人々を熱狂させることはありませんでした。
ロックバンド「Queen」を作り出していたのは、ロジャーテイラーなのです。

一方、リンゴはほんわか声。シャウトが大好きがジョンやポールに対して、
Beatlesはただ叫ぶだけじゃない、という新しい方向を示してくれました。
後期のBeatlesがただのロックンロールバンドじゃない、と言わしめた所以は楽曲の彩りの多さにありました。
リンゴの歌う「イエローサブマリン」「オクトパスガーデン」といった楽曲は他のメンバーでは絶対に出せない
得意な彩りを放っています。

また多くはありませんが、作曲もします。


Roger Taylor – Radio Ga Ga

 


Don’t Pass Me By-Ringo Starr

2人のドラマーがいかにバンドに必要だったか、ご理解いただけたでしょうか。

QueenとBeatles、このお話は折がありましたら、また別な比較をしてみたいと思います。

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